Wi-Fi6 Gig+製品適合情報 ■ intel AX200NGW/AX201NGW 及び Wi-Fi5製品のご対応につきまして

※※ 本稿は随時追記を行います。 ※※

intel製Wi-Fi6カードは2019年6月現在AX200NGWとAX201NGWの2製品が出荷中です。

仕様上の違いは汎用かCNVio(CNVi)専用品か、という点で、

AX200 従来の9260後継(汎用品)
AX201 同じく9560後継(CNVio対応チップセットとの組み合わせ専用品)

となります。

AX201は第10世代CPU向けののCNVio対応チップセット及びマザーボード側での対応を必要とします。
CNVio品は物理層のみをM.2カードに実装し、論理層をマザーボードチップセット側が担当します。
したがってチップセットがWi-Fi6の論理層を持つ必要があるはずですので、おそらく第8・第9世代CPU向けのチップセットでは動作しないものと思われます。
プログラマブルDSPにでもなっていれば話は別ですが、これまでのintel製品の流れから見て商業的な理由で非対応となっている可能性も高いです。

現時点では当店ではAX200のみお取り扱い中です。
多少割高にはなるのですがAX201もお取り寄せは可能です。ご希望の場合はお問い合わせください。

日本国内での技術適合証明について

AX200・AX201いずれの製品も日本国内での工事認証取得済みです。

販売・サポート対応について

BTO製品:
2019年6月受注分より、特にご指定がない場合はWindowsプリインストールモデルについて9260NGWに替えてAX200を搭載しての出荷となります。

単品及びアンテナセット製品:
取扱説明書の制作が間に合っておらず、一般向け出荷が遅れております。
お急ぎのお客様には現在9260/9560用のものを添付して出荷可能です。お問い合わせください。

9260NGW/9560NGWの今後のお取り扱い:
初期不良などのご対応:
9260NGWリビジョン0A/0B/0C、9560NGWリビジョン0A/0Bについて保守在庫が僅少となっております。
サポート対応時には基本的にそれぞれ9260(0C)、9560(0B)への振り替えとなります。
・9260NGW(0A)は同一リビジョンでの交換可能数が一桁となっております。
・9260NGW(0B)は同一リビジョンでの交換可能数が一桁となっております。
・9260NGW(0C)は同一リビジョンでの交換可能数が一桁となっております。

・9560NGW(0A)は同一リビジョンでの交換可能数が一桁となっております。
・9560NGW(0B)は同一リビジョンでの交換可能数が一桁となっております。

新規販売:
AXシリーズについてWindows10での動作に大きなトラブルが見受けられませんことから、2019年6月入荷分はこれまで通り、以降は順次AX系に振り替えを行う予定でおります。
既にお買い求めいただきましたお客様についてはintel及び当店仕入れ元の問屋により手配可能な間はサポート可能です。

これまで9000シリーズをお買い求めいただきましたお客様へ:
AX200の優待販売を行っております。ご興味をお持ちの方はTwitterへのDMにてお問い合わせください。

適合情報

以下のテストは全てWindows10Pro(64bit版)、ドライバーバージョン21.10.1にて行っています。
マイナーリビジョンは1809及び1903にて検証しています。
1803以前の環境については当店サポート外とさせていただきます。

Windows10の対応について

デバイスドライバーパッケージは21.10.1以降にてAX200NGW/AX201NGWに対応しています。

1903

Windows10(1903)のクリーンインストール時には別途有線イーサネットなどでネットワーク接続がされている場合、自動的にWindowsUpdateサーバーよりAX200のドライバー(Wi-Fi6・Bluetoothとも)がインストールされます。
新規インストールの場合にはこの方法をお勧めします。
なお、1903には一部の周辺機器などで問題が出ていますため、お使いの環境で問題がないかご確認の上、場合によっては1809をインストールされることをお勧めします。

1809

1809の場合は別途インテルよりドライバーをダウンロードしておく必要があります。
既にOSがインストール済みで、有線イーサネットなどの接続がある場合は、AX200NGWの取り付け後、デバイスマネージャからAX200NGWのプロパティを開き、「ドライバの更新」を行うことでも使用可能です。

接続性テスト(Wi-Fi)

NETGEAR AX120
Windows10(1809及び1903)搭載PCにてWi-Fi6を接続確認済み

NETGEAR R8700 ※Wi-Fi5(802.11ax wave2)
Windows10(1809及び1903)搭載PCにてWi-Fi5を接続確認済み

接続性テスト(Bluetooth)

・(後日ご案内)

AX200 適合機種情報

ASRock Deskmini A300
Windows10(1809/1903) Ryzen5-2400G/Athlon200GE 内蔵M.2ソケット(A)

ASRock Deskmini H310
UEFI 4.10 Windows10(1903) Core i3-8100 内蔵M.2ソケット(A)

ASRock X370 Gaming K4
Windows10(1903) Ryzen5-2400G 内蔵M.2ソケット(A)

ASRock Fatal1ty X399 Professional Gaming
Windows10(1903) Ryzen Threadripper 1950X/1920X 内蔵M.2ソケット(A)
※端子間が狭く、ロッドアンテナは取り付けが困難です。アンテナはマザーボード付属品またはループアンテナ、フォールディングアンテナのみ対応。

富士通 PRIMERGY TX1310M3
Windows10(1809/1903) Xeon E3-1225V6/CeleronG4560/CeleronG4600 FV102変換アダプタ使用

富士通 ESPRIMO D587
Windows10(1809) Core i5-7500 内蔵M.2ソケット(A)

上記5製品については当店にて全ての動作を確認済み。

AX200 非適合情報

× GIGABYTE H370 HD3
この製品はCNVioカードのみの対応のようです。当店にて複数台テストしましたが、全てのPCIeスロットでAX200が動作せず、同様に9260NGW及び8260NGWも動作しません。(PCIe変換含む)
・本機はレガシーPCIスロットを持ちます。PCIブリッジが影響している可能性が考えられます。

AX200 適合検証中

ASUS X399 ROG ZENITH EXTREME
ASRock Z390 Phantom Gaming 6

AX201(CNVio) 適合情報

・(後日ご案内)
CNVio2仕様CRFカードのため、第10世代Core i CPUと400系チップセットが必要となります。
300系チップセットには非対応と思われます。

AX201(CNVio) 非適合情報

・(後日ご案内)

当店販売中の無線アンテナとの構成適合情報

5dBロッドアンテナ(A)
12dBロッドアンテナ(D)
マグネット付きフォールディングアンテナ
ループアンテナ(インテル純正品互換形状)
内蔵用フラットアンテナ

全ての製品について当店取り扱いの内部接続用ケーブルを介しての接続にて評価を行いました。

当店では他社販売品との構成について互換性情報のご案内を行っておりません。
不適合でもご返品はお受けいたしませんので、デスクトップ機でのご利用の場合はセット品をご検討ください。
なお、単品ご購入後のパーツの単品購入時には割引プロモーションコードを発行可能です。
お問い合わせくださいませ。

当店販売中の内部接続用ケーブルとの構成適合情報

全てのケーブルタイプにて接続を確認済み。
(10・15・20・30cm)

こちらもアンテナ本体と同様、他社販売品との互換性情報のご案内、他社製ケーブルとの不適合時のご返品の受付を行っておりません。
なお、MHF4端子は複数回の脱着に耐える構造ではありません。破損時や初期不良の際にはご一報いただければ出来るだけ迅速に代替品ご用意を行います。まずはご一報いただければと存じます。

当店販売中のPCIexpress変換アダプタとの構成適合情報

Fenvi FV102
ちなみに当店は同製品をFenvi社から直接仕入れており、一年保証をおつけしております。

その他の構成での適合評価について

学校・企業様などへ
お手持ちの機器との互換性確認が必要な場合、当店までご連絡ください。
評価用機材のお貸出しを行っております。(お届け先が企業・大学などの場合に限ります)

個人様へ
上記リストにない機器での動作検証を行い、ブログや販売サイトなどにて検証結果のレビューをしていただける場合、割引コードを発行などを行っております。また、周辺パーツについては検証機材のご提供が可能です。
ご興味のある方はお問い合わせください。

店主インプレッション

理論最大速度は2,402Gbpsと、Wi-Fi5(2x2)接続時の1,733Gbpsからの向上幅そのものももちろんですが、基地局などへの接続が大幅に高速化しています。Wi-Fi5接続の場合でもはっきりわかるレベルですので、価格差を踏まえても今後お買い求めになる場合はGig+製品を強くお勧めいたします。

ベンチマーク結果などは別ページにて後日お伝えいたします。