連装 M.2 NVMe SSD その6 HYPER M.2 X.16 CARD / RYZEN THREAD RIPPER での動作・途中経過

連装 M.2 NVMe SSD その6 HYPER M.2 X.16 CARD / RYZEN THREAD RIPPER での動作・途中経過

どうもこのところバタバタしていてPCに構っている時間がなかなか取れず、検証が微妙です。

期待したような数値はまだ出てません。

とりあえず、UEFIも最小限の初期化のみでまったくチューニングしていない状態のベンチだけ貼っておきます。

環境は
CPU AMD RYZEN THREADRIPPER 1950X
M/B Asrock Fatal1ty X399 Professional Gaming
RAM Samsung DDR4-2133(ECC) 4GB*8
SSD Plextor PX-256M8PeGN *4 /PX-256M8PeG *3
OS Microsoft Windows10 (1709FCU)
といったところで、M8PeGNを入れたHYPER M.2 x16 CARD はPCIe4に取り付けています。
せっかくもう1セット用意した追加分のHYPER M.2とM8PeGN4枚は正座待機。


イメージ 1

イメージ 2

ピークでも9GB/s出てないですねえ。

このベンチマーク時にはひとまずRAID0構成したところにOSも入れています。
個人的にはOSを入れる領域はシングルだろと思ってるんですが、まあとりあえずですね。

ThreadRipperでのNVMeRAIDで速度が出ない、と言っている方はほかにもちらほら見受けられます。
困ったことにコレ、7枚束ねてベンチマーク取った数字です。この程度3・4枚で出るよね?
3・4枚は期待しすぎにしても7枚使ったら10GB/s超えて欲しいなあとか思いません?
むしろひとまず6枚に減らすか、8枚に増やすかして偶数にしたらどう違うかからかなー。

ThreadRipperはメモリモード(UMA/NUMA)やメモリそのものの性能などでかなりこのあたりの性能が違ってくるので、どうすれば想定通りの速度にもっていけるのかいろいろ試したいのですが、なかなか時間が取れず。

単純にRAID構成するだけでも設定項目があちらこちらに散らかっていて煩雑な上、再起動時に勝手にRAIDがばらけたりと正直現状ではこのまま使うのはだいぶ不安があります。
わたしのスキルが足りてないだけなら良いんですが…。

パッと思いつく速度改善に効果がありそうなポイントは

・メモリモードの設定
・そもそも高速なメインメモリに交換
RAIDクラスタサイズの調整
・奇数枚だからアレなのだ、偶数にしろバカ

…といったあたりでしょうか。


で、この時点でかなり熱関係にパーツごとのギャップが出ていて、
イメージ 3
X399チップが30度前後の時に、
イメージ 4
PX-256M8PeGが51.6℃。つーかなんだこの写真。溶鉱炉か。
イメージ 5
その同じときに、上下から焙られているのにHYPER M.2は38.7℃と割と涼しい顔。
冷却ファンと大型ヒートシンク偉大だよねやっぱり。

ところで、この製品(M8Peシリーズ)に限らず、2017年時点のNVMe SSDはどれを使ってもある程度がっつり冷却に気を遣う必要があります。
今後改善が進むとは思いますが、ポン付けでお気楽に使えるレベルの製品はまだありません。
M8PeGにしてもSamsungの960PROなどにしても、申し訳程度のヒートスプレッダが貼られてはいますがその上からもっと大型のヒートシンクを重ねるか、回転数制御?何それおいしいの?レベルでガンガン冷やしてやるのが正解な感じのデバイスです。少なくとも今の時点では。

なお画像が破損してうまく撮れていないのですが、HYPER M.2直下にくる2枚、試しに冷却に気を遣わずにベンチマーク回してると80℃近くなります。もう一度やる勇気はないんで眉唾数値だと思っていただいて結構ですが、M8PeGのヒートスプレッダはほぼ飾りでしかないので、無風での運用は絶対ダメです。

長尾製作所さんのファンマウンタでギリギリの位置にスポットクーラーを置いてやったり、ビデオカードのファンの風が通る位置に来るようにすると覿面に40℃前後まで冷え、同じ状況でスプレッダなしだと+5℃くらいは高く出るので、効果がまったくないわけじゃないんですけどね…。

なおPCIe2番にビデオカードを入れ、M.2の1番に剥き身のM8PeGNを入れてみたらこんな感じ。
イメージ 6
RADEONのファンが回ってて多少熱をかき回しててもコレ。風の通らない2番・3番なんて炎熱地獄。