アンテナがうまく固定できない場合その1
アンテナがきちんと上を向かない場合、多くは内部ケーブル側をきちんと締めていないせいです。
受け側の固定が甘く、アンテナの重さに耐えられずに空転してしまうわけですね。
なお、Asrock Deskminiシリーズなど、パネル側の穴が〇ではなく、D穴の場合がございますが、当店取り扱い製品はネジ部にスリキリ処理をしてありますのでパネル側のD穴とスリキリを合わせてお使いください。
固定には特に特殊な工具はなくても平気だと思いますが、ラジオペンチか、ヤットコなどがあると締めやすいと思います。もし自動車用の工具セットをお持ちならその中にある六角ドライバ(対角8mm・M4.5/M5用。ボックスドライバ・ナットドライバなどとも呼ばれます)などが便利です。
金具の固定ですが、PCケース外側から見て順に
六角リング
バネつきリング
マザーボードの固定金具及びバックパネル
爪付きリング
の順で固定すると空転しづらくなります。
六角リングが一番外側に、爪付きはバックパネル越しにPCの内側にくるようにしてください。
ある程度のところまでは手で入れて、最後の2・3回転程度を工具で締めてやると良いです。
手だけで締めてみたもの。握力によっては手締めのみでもこのくらいまではいけると思いますが、ケーブルの破損の恐れが高くなるのでお勧めできません。100円均一のでもこの程度の用途なら問題ありませんので、ラジオペンチを一本買いましょう。個人的にはHOZANのものを愛用しています。
そういう製品だと固定が適当でも回ってしまわなくて楽なんですが、まあ製造コストとの兼ね合いなど色々あるのでしょう。
アンテナ側がうまく固定できない場合その2
当店取り扱いのロッドアンテナ製品はいずれも無限回転軸になっていますので、適当なところまで締めたら残りは軸側の角度で調整することをお勧めします。
この際、稀に首の座りが甘いものがあるようです。そうした場合、当店までご連絡ください。代品のお手配を致します(ご購入後30日以内でしたら無料です。それ以降でもパーツ価格でご用意いたします)。
ご自分で調整するよ!という方は回転部に木工用ボンドを一滴たらしていただくとその後は比較的スムーズに回転と固定が両立できるようになるはずです。
(電工用のビニールテープだとがっちり締められて良いのですが、ペンチ側に糊残りすることもあるため新品でやるのはお勧めしません)
アンテナ線が微妙に届かない場合
当店の内部ケーブルのパネル側はそこそこ丈夫に製造しています。
このため、この画像程度のRをつけていただければある程度曲げてお使いいただいても大丈夫です。
バックパネル側になる接続部はそこそこ丈夫なつくりにしていますので、多少強めに下向きにクセをつけても大丈夫です。
例えばAsrockのZ390チップセットなどのようにマザーボードがM.2無線LANを増設することを想定したアンテナ固定部を持つ場合、2018年12月時点で当店が販売中の9260/9560アンテナセットをお使いいただこうとすると機種によってはケーブル長が足りません。
現在販売中のアンテナセットは基本的にAsrock DeskminiシリーズやMiniITX機でご利用いただくことを想定して、あまり長いケーブルにしていないためです(約20cmとなっています)。
このところ、Z390マザーボードでお使いいただきたいお客様からのお問い合わせが増えておりますことから、約30cmのものを準備中です。
お使いになる機種でご利用可能かどうか不安な場合は、当店までお問い合わせください。
お調べして適合すると思われる長さのケーブルを添付いたします。
…長い分には問題ないとは思うのですが、あまり長すぎても邪魔ですしね。
新製品のご案内
1月中旬頃より約10cm・約15cm・約30cmのケーブル長の単品販売を開始いたします。
現在の約20cm・約40cmとあわせ、計5製品のラインナップとなりますほか、PCケース側にアンテナ穴がない場合でもご利用いただける拡張スロット用アンテナブラケットを発売いたします。
上の写真で出ているロープロファイルのものとフルハイトのもの、それぞれ880円を予定しております。
初回分は各300個となりますので、ご興味をお持ちいただけた方はお問い合わせください。
販売可能になりました時点でご連絡をさしあげます。