黒鼓その2・構成検討

その1、とうたっておきながら2までかなり間があいた黒鼓。

今回は構成の検討です。
にちゃんねるや、PCG3様ほか、既に多くの方がレビューをあげていらっしゃるので今更、という感じですが、まあそこはそれ。

黒鼓はMiniITX仕様のマザーボード用です。

新しい革袋には新しい葡萄酒を…というのも考えたのですが、黒鼓の現物を見て路線変更。
特に何に使う…という目的があって買った筐体ではないので、とりあえず普段使いのシーケンサ用にあまり発熱せず静かに使える構成とします。

手元にDH61AGというThin Mini ITXマザーボードが複数枚あります。
数枚オークションに出しましたがまだあります。
H61チップセット(Socket1155)、PCIe x4を1スロット、miniPCIexpressをフル・ハーフ各1備えRENESAS製USB3.0コントローラを搭載している薄型PCやサイネージ用の製品です。
8GBのDDR3-SODIMMが余っていることもあり、今回はこちらを使うことにしました。

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▼構成パーツ①CPU・メモリ
マザーボードが決まると他の部品はほぼ自動的に決まります。
DH61AGはACアダプタ駆動ということであまり高TDPのCPUは使えず、65Wクラスまでしか公式にはサポートしていません。そこでCPUはTDP45Wのintel XEON E3-1260L、メモリはCrucial製PC3-12800の8GB×2で多少音源を並列起動しても大丈夫。

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Xeon E3-1260Lは低TDP版で、Skylakeと違いリテールパッケージでの発売はありませんでした。
トレイ版(いわゆるバルク)でのみ流通し、わたしは秋葉原ツクモの地下で購入。
4C8Tでなんだかんだと快適に動作します。内蔵のグラフィック機能はP2000で、正直映るだけ+α。

メモリはCrucialリテール。


▼構成パーツ②ストレージ
黒鼓にはシャドウベイが3.5インチ×1、2.5インチ9.5mm厚×1の2系統あります。

DH61AGはSATAIIが2ポート+mSATAが使えますので順当にいくならここは3.5インチHDDを1台、2.5インチSSDを1台、mSATA SSDを1台の計3台構成が可能ということです。
残念ながらDH51AGのSATARAID機能をもちませんので、ミラーリングやストライプは単体では組めません。
今回はSandisk製のUltraIIを2.5インチ960GB、mSATA512GBの2台、HDDをWesternDigital製WD Black 4TBを1台とします。

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普段作成したデータはcronでファイルサーバーに複製していますので、これで当分…というか普通に使っていたらだいたい不足することはないはずです。…まあ使い方によっては割と頻繁に足らなくなるんですが、今回は普段使い用ですので、容量をドカ喰いするのはサンプラー用の波形データくらい。
ただし、H61チップセットSATAはSATAII(3Gbps)どまり。速度面で若干ボトルネックがあるため、その点の対策は次回以降。