ビデオカードをたわませないためのいくつかの方法

昨今のハイエンドビデオカードはどんどん重量増が加速していますが、その結果「カードがたわむ」「PCIexpressのスロットがもげた」などのちょっと笑えない事故も多くなっています。
hp OMEN や DELL Alienwareなどは専用設計ということもあり、ビデオカードを保持するためのブームがあらかじめ設計に含まれているのですが、汎用品である自作PCだとなかなかそうもいきません。

しょうがないのでワイヤーで吊る、横置き筐体を使うなどの対策もアリっちゃアリですが、なかなか(以下略)

で、このところ出てきたのが

上下に突っ張り棒をしてそこから脚を伸ばしてカードを載せる

タイプの補助具。MSIなどが出してますね。

MSI Graphics Card Bolster
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正規の国内販売はまだなくて、国内で出回ったのは少し前にビデオカード買った人にプレゼントしてた分くらい?
探すと並行輸入屋が15000円くらいで売ってますね。…さすがに高すぎるだろと思いますけど。

北米Amazonなどで注文は出来ますが、結構人気のようで納品はかなり先になるようです。
ただ、個人的にはこれ、何かのはずみで突っ張りが外れて倒れたら…という点が気になるんですよね。

次に出てきたのが長尾製作所のマグネット式。
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長尾製作所のこのシリーズは冷却ファンを取り付けるものなどで実績あり。結構強力なネオジム磁石を使っているので、鉄筐体ならかなりがっちり固定してくれるはず。
コレは結構良さそうなんですけど、まあすぐわかることなんですがアルミやプラには当然磁石はつかないんですよね。
わたしが使っているCorsairの400Cは電源ユニット部分のカバーがプラ材なので当然磁石なんてつきやしません。600Cや300Rなら使えそうではあるんですが、ていうか、これ長尾さんとこの公式画像をお借りしてるんですが…そこ、使っちゃダメな場所じゃないですかね…?冷却ファンつけたらにっちもさっちもいかないよね。
あとコレ言っちゃあなんなんですが…ちょっと見た目的にカッコわr…。こほん。

となるとあとは拡張スロットのネジ穴に共締めする方式。
今回は北米Amazonで見つけた Fourth Level Manufacturingという会社の製品を取り寄せてみました。
こんなヤツ。
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これも画像は公式サイトから。自前の画像を撮ったら差し替えます。
現物はおそらくエンジニアリングプラスティック製。画像で表面になっている側は軽くエンボス加工が施されてエッチングでロゴが入ります。裏面は艶アリのため、保護シートが貼られていました。
塗装して使っている人を何人か見かけましたが、赤とか金とかゴージャス系も結構合いそうです。

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届いたので早速開封。表面や質感はこんな感じ。

実際、現物を開けてみたところ軽くてあまり値段相応感(?)がないんですが、厚みは6mmほどありまして、荷重のかかる方向にはまったくたわみません。結構あてにしても良さそうな感じです。

…まあわたし最近はRADEON R9 Nanoスキーなので要らないっちゃ要らない買い物なんですけどね。
多分GTX1080とかね、そのうち買うしね。

あとなんていうの、子供の頃Nゲージとかちょっとはまりかけてたオッサンとしてはトラス構造って魂が震えるものがあったりするんですよ。ないですかね、わたしだけですかね。作業機械なんかも大好きです。