富士通 PRIMERGY TX1330M2 その19・メモリの増設②

富士通 PRIMERGY TX1330M2 その19・メモリの増設②

(2017年11月3日追記・Memtestの結果の画像を追加)

注文から一夜明けてイートレンドさんからメモリ到着。発送元は千葉でした。

4本入りを2セット購入しているので16万超。
…そこそこの価格の商品の梱包としてはもうちょっと梱包材を頑張って欲しいところ。
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この上に納品書とボール紙を丸めたものが入っていました。まあ外の段ボールにダメージは見当たらなかったので、とりあえず大丈夫そう?

4枚組を2セット、計8枚なんですが先に1セットmemtestを回し始めてしまったため、並べた写真は後ほど。
→追加。

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8Gbチップを採用したVLP(Very Low Profile)モジュールなので、TX1330M2標準搭載のSamsung製4GBと比べたらだいぶ背が低め。…ラベルでチップが全然見えませんね。Micronチップですよ。

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チップはD9TBH、71B47。1セットは17年21週、もう1セットは17年02週でした。
…もう11月ですよ?イートレンド的には数度品切れして再入荷してるのにどこから発掘されてきたんだか。

4枚まとめてTX1330M2に取り付けるとこんな感じ。固定クリップがほぼ全部見えてます。

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TX100S3シリーズの頃は社外品モジュールを取り付けると起動時に「社外品検出!保証切れたから!(意訳)」と表示されていました。ほっとくとそのまま起動できたため気にしなきゃ済む程度のことでしたが、TX1330M2に今回購入したCrucial製CT4K16G4XGFD824Aを取り付けた際にはそうしたエラー表示が出ることもなく、CSSランプの点灯などもなく、至ってスムーズに起動。
本品がホワイトリストに入ってるのか、それとも表示させるだけムダだと思ってやめたのかは富士通の人のみぞ知る、といったところでしょうか。

現在Passmark MemTest86でエラーチェック中。ECC機能もきちんと認識、動作しているようです。

同様のメモリテストツールはいくつかありますが、Passmark版はマルチコアCPUの場合にパラレル動作でのテスト機能があるため個人的にはイチ押し。無償利用可能なFree版、高機能なPro版がありますが、ざっくりしたテストだけならFree版でも十分。TX1330M2/M3で使う場合関係してきそうなのはECCインジェクションのテストあたりでしょうか。まあダメなモジュールはどうせその前に別のとこでエラー出るし。

現在の最新版はVer 7.4ですが、TX1330M2はVer6.2.0、Ver4.3.7でも全ての機能を認識、動作しました。
細かなところだとVer 7.4ではメモリ速度の表記がMB/sからGB/sに変更されていて見やすく…たいして違わないか。
まあ新しいの使うに越したことはないですけどね。→テスト自体も7.4のほうが高速化されているようです。

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Passmark MemTest86はISOファイル版とUSBメモリ版がダウンロード可能。
といっても中身はほぼ同じもので、USBメモリ版はWindowsmacOSLinux版のイメージインストールツールが同梱されており、別途Rufusなどを使わなくても現在使用中のOS上からUSBメモリを作成できます。
キャプチャのリサイズしてて気づきましたが今10%オフやってるみたいですね。
…なんでこんな控えめに画面の隅っこに。たまにこういうクーポンの表示の仕方してる会社ありますよね。

以下、画像はPassmark MemTest86公式サイト(https://www.memtest86.com)より。

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起動するとまずこの画面に。そのまま待てば自動的に起動しますが、ECC機能の細かな指定などはカーソルキー操作でConfigを選択してさっさと設定してもよし。

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カッコ内の英字のキーを押すことでその項目を選択、小メニューに入ります。
普通は特にいじるところがなく標準設定のままで大丈夫ならSキー (S)tart Testを押してテストを開始。

CPUの動作モードを変更するにはCキー (C)PU Selectionから設定します。
シングル マルチコアCPUでも1コア(1スレッド)のみ使用
マルチコア/パラレル動作 複数のコア(スレッド)を持つCPUですべてのコアで同時に並列動作
マルチコア/ラウンドロビン動作 複数のコア(スレッド)を持つCPUですべてのコアで項目ごとに順次動作
マルチコア/シーケンシャル動作 複数のコア(スレッド)を持つCPUですべてのコアで一周ごとに順次動作
が選べます。
当然ですがパラレル動作が最もCPU・メモリともに負荷がかかるため、しょぼいモジュールやマザーボード、電源ですと案外簡単にさっくりストールします。半面、1周にかかる時間が大幅に短く済みます。
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…おお、この例では結構エラーを検出しています。Memtest86+などではエラー表示が赤文字でより心臓に悪いUIになっているため、ホラー好きな方はそちらがオススメ。

Passmark MemTest86 Ver6.2.0では標準では4周のテストが実施され、1周ごとにPassカウントが進みます。緑の字のゲージが4度100%までいったら終了です。
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リザルト。この例では訂正しきれないエラーが30件検出されています。
こういうモジュールはさっさと返品交換に出しましょう。

しっかしTX1330M2、何台も動かしてるとさすがにうるさいですね。モニタの位置の都合で前後左右から動作音がしてます。1Uラックマウント機の置かれてるサーバー室ほどじゃないにせよ、間違ってもこの中で寝るのはよほど疲れてないと無理。少なくとも安眠は出来なさそう。
うちの家人はかなり鷹揚な人でわたしが自分の部屋で何を動かしてても特に文句言ってくることはないんですが(そのための防音設備ですし)、せめてもう少し静かなファンに入れ替えないと原稿やってる部屋に置くのはちょっと厳しいな。

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今回購入したCrucial製CT4K16G4XGFD824Aはとりあえず1台目1周目(上の画像)はノーエラーで完了。

すこし遅れて始めた2台目はまだ90%ほど。ここまでで2時間ちょっと、この先の10%が3時間近くかかるのです。
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こちらはVer 7.4でテストしていますが、RAM Infoの部分などでVer6.4と取れているデータが違うのがわかります。
モジュールの製造時期がだいぶ離れているため、SPDの情報そのものが違うのか、それともMemtest86が読み出せている情報が違うのか。完走後にバージョンを入れ替えてみてみます。→やはり気になって寝る前に7.4に入れ替えてみたところ、1702のほうもきちんとベンダー名を取得出来ていました。Memtest側の問題だったようです。
CPUの温度が結構違うのは個体差か、温度が高いほうは拡張スロットなどが閉じられていないため冷却効率が落ちているためのどちらか。一度ばらしてグリス塗りなおそうかな。

一周するのに6.4で5時間弱、7.4で4時間ほどかかっているため、4周終わるのは明日の午後ですね。
一周目でエラーが出なければ4周回っても回さなくてもだいたい結果は変わらないなんですけどね。

(2017年11月3日追記・Memtestの結果の画像を追加)
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てことでテスト完了。Passmark MemTest86 Ver7.4 ではDDR4/64GBのテストでおおよそ16時間ほどかかるようです。2台とも似たような時間でした。

ついでにこちらはDDR3/32GB。
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なんか2割ちょい高速化してるはずなのに、容量あたりの試験時間があまり変わらないですね。
しかしXeon E3-1230V2、熱いな。かなり静音に振った構成にしたんですが冷却足りてませんねコレ。
Tcase65℃くらいのCPUなのですが、負荷かかってるとき上限値に張り付いていました。
TX100S3pで使うとこんな温度にはなりません。構成見直そう。

それと比べるとなんですかねTX1330M2のCPU温度。IvyBridge世代と比べPentiumG4400の発熱が大幅に低いのもありますが、26℃ってほぼ室温って言いませんかね。
ファンの回転数も少し高めですし、クーラーの性能も良いのかな。