端子磨き

出品中のジョイパッドが思いのほかよく出るので、追加分の洗浄。
ついでに日本語MSX-WRITEII(2)について質問をもらったので、これも追加分のチェックと洗浄・清掃を。
 
ジョイパッドのほうはもう単純に分解して外装・トリガは水洗い。
この製品の場合は印刷がはがれやすいので、研磨剤の入った洗剤やメラミンスポンジは使わないほうがいいです。
その分、傷を消したりは出来ませんが、ま、手で触れるものなので清潔なのが一番。
 
イメージ 1
 
洗浄後。
 
この後トリガー・十字キーの接点をクリーニングします。
案外カーボン汚れっぽいのが付着してるんで強くこすりがちですが、接点まではがしては元も子もないのでほどほどで。
汚れがひどいものは仮組みで動作チェックしてダメならもう一度。今回のはそこまでじゃありません。
 
イメージ 2
 
一方、日本語MSX-WRITEIIのうち一枚は接触が悪くなるレベルで汚れてました。
 
カートリッジケースが分解できないものは綿棒で少しずつやるしかありませんが、これはネジ留めケースなので分解してしまいます。
接点復活材は石油系の溶剤が含まれているものもあるし、無水アルコールも場合によっては豪快に侵食するので使いどころは要注意。金メッキやロジウムメッキされている端子であればそこまでがんばらなくても普通は大丈夫。
消しゴムはカスをちゃんと除去しないと余計悪化しますので避けるのが吉。
 
あとは外装部品の水気を取って乾燥させて組み戻します。
 
分解ついでに辞書変換学習のバックアップ用の電池を交換。
この製品、学習辞書の内容が破損しているとまともに変換出来なくなります。
 
FMPACや多くのファミコンカセットなどと違って、一般的なCR2032で電池ホルダ使用なので楽なものです。
CR2032はソニー日立マクセルあたりのがお薦め。
 
ところでこの基板、写真でわかるようにMSXスロットのほとんどの端子を簡単に取り出せる上、カートリッジのケースが大きいので、改造素体に使いやすいのです。
上のほうばっさり切り落としてユニバーサル基板つないだり拡張スロット製作用に配線引き出したりとかね。