PCIe M.2 SSD その2

今回はSSDヒートシンクを密着させます。
Z97・Z170などのマザーボードではM.2スロットが1番拡張スロット直下にあるものが多いのですが、Samsung SM951は割と発熱が大きく、気分的にそこにヒートシンクもつけずに設置する気になれません。

そこで手配したのが前回の日記でも書いたMicro SATA cables取り扱いのPCIe M.2 アダプタです。
同等の変換アダプタは台湾Lycom DT-120(こちらは国内では玄人志向が取り扱っています)、台湾Bplus TechnologyのM2P4Aあたりがありますが、前者はヒートシンクが標準では付属せず、固定も面倒そう、後者は工作精度は良さそうなのですが販売価格が高く、また1枚試そうと思っても現在品切れ中。

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結局米Amazonを漁って見つけたMicro SATA cables製品を仕入れてみました。
…自宅で撮影したものだけ上下逆ですが、ま、わかりやすくて良いですね。ハハハ。

で、組んでみたところヒートシンクとM.2 SSDの間に0.4~0.5mmほどの隙間がありました。
これはSSD側の厚みの違いに対応するためかと思われます。


ここで取れる対策は

ヒートシンクの固定方法を変更する。
・熱伝導パッドを挟み密着させる

あたりが思いつきますが、どのみちヒートシンクに熱を移すためにはグリス等は必要です。また今回使用予定のSamsung製MZHPV512HDGL-00000はNANDチップとコントローラの高さに0.2mmほどの差があります。
今回は熱伝導パッドを用意します。

■準備
まず必要な厚みを測ります。
とりあえずSSDを取り付けて目視で見当をつける、厚みのわかっている紙(漫画作画用紙等が良いでしょう)を差し込んでみる、などの方法で大まかな厚みを調べます。

■用意
熱伝導パッドは信越化学工業製がオススメですが、T-Global製品などでも今回くらいの用途であれば問題ありません。ワイドワークやアイネックスあたりが厚み・大きさでラインナップが豊富ですので、Amazonヨドバシカメラ、PCパーツ店などで調達します。

厚みは0.13・0.2・0.3・0.5・1.0・2.0あたりが一般的ですが、M.2SSDは両端で保持されているだけなので、あまり厚みがありすぎると長期間使ううちに反ってしまいます。
SM951は2280タイプのSSDですので、70×20mmほどのサイズがあれば事足ります。
が、小さいものは割高なので今回は0.5mm厚で100×100mmの物を1枚購入して切って使うことにしました。

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1シートで80×20が6枚取れる計算ですので、ひとつあたり200円ほど。
ハサミで切ってもいいんですが裁断機を使うとまっすぐ切りやす…曲がりました(笑)