富士通 PRIMERGY TX1330M2 その10・ファイルサーバー機の準備①

富士通 PRIMERGY TX1330M2 その10

TX1330M2にはC236チップセットが供給する6ポートのAHCI(SATA)がありますが、ストレージベイをフルに使おうとすると当然ですが足りません。そこでSAS HBA(シリアルアタッチドスカジー・ホストバスアダプタ)の追加を行います。

今回は3.5インチHDD8台・2.5インチSSD8台の計16台を接続。

現在16ポートのものを注文済みなのですが、まだ海外の転送業者のところにあるため、とりあえずIBM(Lenovo)のM1115を2枚使ってバックプレーンとHDDのテスト。

取り付けたところがコチラ。
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何故かもうスタンバイ状態のX540-T2(10GbE)とSSD750(NVMeSSD)。
この後HBAにケーブルを4本接続してからシュラウドを被せるんですが…いやどうがんばってもこれ冷却足りないと思う。
あとこのスロット構成だとSSD750をPCIe3.0 x1で接続することになるためものすごくもったいないことになります。

なので、ストレージ16台構成にする場合は1枚で16ポート取り出せるカードか、富士通の標準オプション構成のようにSASエキスパンダを併用するのが正解です。
さもなきゃ10GbEカードをX540-T2ではなくX550-T1やASUS XG-C100CをはじめとしたAquantia AQC107あたりのPCIe3.0x4接続カードに替えればx1接続でもそこそこの性能が得られるかと。
XG-C100Cも注文中ですが、FreeBSDのドライバ、出る気配がないんですよね…。

シュラウドを被せるとこうなります。
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ギリギリまで覆う構造(ただし5・6番?スロットはいない子扱い)で、フルハイトの拡張カードを使用する場合にはシュラウドの一部を切り取ります。
写真だと見づらいのですが、カード側とCPU側は別室になっていて奥に通気孔が用意されており、拡張カードの発熱はそちらから吸い込まれる構造になっています。イメージ 3

M1115(LSI9223-8i)などの旧世代SASカードの場合、ケーブルがカード長辺ブラケット寄りの位置から出るため、どのみち一部は切り取る必要があります。
排熱のことを考えた場合SASケーブルはブラケット側から筐体下部のシュラウドのない部分を通すべきでしょう。

で、切り取ります。
ケーブルを伴うカードを使う場合、切り取ったところに鑢をかけてエッジを出来るだけ丸めておきます。眠すぎるくらいでちょうど良いです。
イメージ 4

シュラウド取付時に各部のケーブルを噛み込まないように要注意。
特にSASケーブルに気を取られてフロント寄りのケーブル密集地帯をおろそかにすると断線の危険もあります。

うにょうにょ。
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ところで、注文後FreeBSDのHCL(ハードウェアコンパチビリティリスト)を再確認したところ更新されてまして…いつの間にか11系でのAdaptec(PMCSierra)のカードのサポートが充実してるんですよね。

そんなら71605で良かったじゃん…。まあLSI Logic製品のほうが実績豊富なのでヨシとしておきます。