富士通 PRIMERGY TX1330M2 その11・ファイルサーバー機動作テスト

富士通 PRIMERGY TX1330M2 その11

前回組んだファイルサーバー用のTX1330M2。とりあえずWindowsで動作テスト。

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一応HDDは8台とも認識。移植したバックプレーンは正常に動作しているようです。

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ただ、RAIDONの2.5インチエンクロージャが何をどうやっても認識しないので別の手を考えることに。

やったこと:
接続する先を変える
×M1115
×M1015
×RocketRAID2720
×そのへんに転がってたベンダー不明のMarvellSATAカード
×TX1330M2のオンボード

ケーブルを替える
×PMCSierra製SASケーブル
×Areca製SASケーブル
×HighPointSASケーブル
×Amphenol製SASケーブル

そもそも搭載するPCを変えて試す
×富士通TX100S3p
×富士通TX1310M1

…要するに壊れてるな、コレ(RAIDON iS2880)。
一応9400-16iが届いたら再テスト。
でもコレそもそもSATAIIだから、SSD入れるにはボトルネックになり過ぎなのでどちらにしても別の製品を探すべきかもしれません。
検討中なのはICYDOCK MB326SP-Bで、9.5mmまでの2.5インチSSDが5インチベイに6台収まるやつだったんですが、amazon.co.jpでカートに入れて決済まで完了させずに外出したら帰宅時には売り切れてました。なんてこった。

エンクロージャ使わずにダイレクトにストレージを積むには、そのままでは電源端子の数が足りないんですよね、この機械。
2.5インチSSDだけならたいした電源容量は必要ないので分岐ケーブルでも良いかな。

NVMe SSDをPCIe3.0 x1に入れてみた。

そしてもののついででNVMeSSDの速度ベンチマーク

intel SSD750/400GBのカード型でPCIe3.0 x1接続でどの程度制約がかかるか試したところこんな感じに。
(テスト機はTX1330M2 PYT1332TNM標準構成です)

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x4接続の場合シーケンシャルが2400MB/sくらいは出る製品なので、1/3程度までキャップがかかってしまっています。ランダムもざっくり半分くらいの速度になっちゃってますね。
PCIe2.0 x4やらPCIe3.0 x2で接続した場合が大雑把に1600MB/s程度のため、x1の帯域の狭さが浮き彫りになった格好に。
Samsung SM951をThinkPad Helix 2ndに入れたときはPCIe2.0 x2のため800MB/s前後になりました。
それと比べるとさすが手足を縛られてもPCIe3.0、とは言えるかも。

このテスト結果から類推すると10GbEはPCIe3.0仕様のものを用意すればx1でも1ポート分にわずかに天井が低くなる程度の帯域は得られるため、x8スロットは空けられそうです。
もう少し言うとどうせ接続が10GbEならL2ARCはこの速度でもわずかに律速に足らないくらいなので小規模なファイルサーバーなら許容範囲、アプリケーションサーバーや仮想化のプラットフォームとして使うには不足、といったところでしょうか。

ファイルサーバーにしても複数ユーザーアクセス時のオーバーヘッドなどを考慮すると帯域の3倍でもまだ「もっと速度を!」って話になるとは思いますが。

どこぞの脳筋殿下的に言うなら「まずパワー、次にパワー、そしてパワーだ!」って感じ。

ま、その場合そもそもCPUもメインメモリももっと奢ってくれよ、て話ですけどね。
Xeon E3-1240 v5と64GBのメモリを追加したとしてざっくり12万ちょい。
頭使うよりまず買っちゃえば良いじゃない、となんかゴーストが囁いてきております。