最近作成したPC2017年4~6月その1

ここ最近で組んだPC。

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ASRock Fatal1ty X370 Gaming K4で1台。こちらはRyzen1700とDDR4-2400/32GB。CPUクーラーはNoctua製NH-U12DXとAM4アダプタ。
ASRock Fatal1ty X99 Professional Gaming i7。こちらはXeon E5-2683V3とDDR4-2400/128GB。CPUクーラーはThermalRight製(画像1枚目時点のみUltra120、その後MachoX2)。
Gigabyte Z170M-D3H DDR3とRADEON PRO DUO。PentiumG4400とDDR3-1600/16GB。

RADEON R9 NanoはCrossFire時にかなり消費電力が大きく、Xeon機のほうは電源の問題が大きくなります。700W程度の電源ではベンチマーク中に再起動がかかります。今回はSeasonicの80Plusゴールド認証電源、SS-1250XMを使っています。Ryzenのほうは800Wくらいあれば賄えそうなんですが。
まあ、ビデオカードGeForce系や、RADEONでもRXシリーズに更新すればがっつり下がるんで、Nanoを止めるのが一番簡単なんですけどね。

Gigabyteのものはマイニングリグ向け。Ethereumだけ掘らせるならCPUパワーはほとんど要らず、発熱も問題にならないためそのへんに転がっていたCoolerMaster(富士通のサーバー機に入っていたもの)を使用。電源ユニットはEVGA SuperNOVA 1200 P2(80Plusプラチナ)。

■筐体
筐体はどれもCorsair製ですが、Ryzen機はCarbide400C/Qのハイブリッド、400Qのケースに400Cの左サイドドアを取り寄せたもの。Xeon機は460X。Giga機のものは270Rです。
460Xは400系をベースにしていますが、拡張スロット周りの処理とかが少し変更されていますね。

270R、400系より奥行きが大きいのとストレージ周りが3.5インチも含め背面に追い出されているため水冷は組みやすいんですが、その分HDDはまったく冷却できません。たまたまセール品があったので使ってみましたが、270Rを今後買うことはないと思います。
個人的には400や600よりさらに奥行き削って欲しいくらいなので(JonsboU4はかなりいい線いってます)、HDDの出番もほんっとに減っててサーバー側以外ではほとんど使っていませんが、でかいうえにこれではね。

■配線
Moddingやってる人にとっては腕の見せ所になる内部配線。
私はそこまでがっつり凝ったことはしていませんが、Ryzen機とXeon機でPCIe用のパワーケーブルの取り回しを替えてみました。
カード歪みが少なそうなのは背面回しです。ただし、ビデオカードの天地方向にパワーコネクタが出ている場合は下のホールから立ち上げたほうが無難です。

なお、上2台はパワーケーブルは見栄えをよくするためにNanoxiaのアルミ製ケーブルクリップでまとめています。
一度稼働し始めればそうそう中をいじることもありませんが、きれいにまとまっているほうが気分的にも良いですね。
Giga機のは…スリーブ巻いてあるしまあ良いんじゃないかな…。なにしろ1枚あたり8ピン3本必要なのでエクステンション買ってたらそれだけでン千円飛んでいきますからね。そのうちコネクタ届いたらつくります。

■ストレージ
ストレージは最近は基本的にNVMeのSSDにしています。というかこのシリーズの筐体、大型電源を使おうとすると3.5インチシャドウベイは取り外さざるを得ない場合がほとんどです。
Xeon機は背面に2.5インチSATAのものも背負っていますが、Ryzen機はSamsung製の960Proの1TBにしたので単発化。
…この後2番スロットに余ってた256GBをもう1枚挿しましたが、現状Ryzen機の2番M.2ってだいたいx2接続なので高速SSDをつなぐ先としては微妙にもったいない気分になります。普通に使う分には1枚でも良さそう。
Xeon機はM.2SSDにヒートシンクを載せるという発想が出てなかった時期のマザーボードのため、上のスロットでは厚みのあるヒートシンクはPCIe2番スロットのイジェクトレバーと干渉します。
金属加工ができる方でしたらヒートシンクのソケットに近い側を多少削れば厚みのあるものもいけるんですが、クリップタイプのもの(AWESOMEやAquaComputer)は全滅です。X299マザーではこのあたり改善されていると良いのですが。ちなみに当方取り扱いのブラックのほうは干渉ありませんでした。

■冷却
思った以上に発熱の少ないRyzen。正圧にするために吸気に14センチを2発。DCファンをPWMコントローラを介して接続しています。
Xeon機のほうはフロント・左サイドがガラスパネルということでちょっと派手目にしてみました。吸気はCoolerMasterのPWMファンを3丁掛け、排気は1stPlayerという日本には入ってきていないメーカーのPWMフレームレスのものを3丁。…ここまでやることもないんですが、その分1発1発の回転数を下げられます。
CPUクーラーに使っているのは同じく国内未発売Rosewill製LEDPWMファン。安くて静かでそこそこ綺麗に光るのです。

■装飾
ASRock製の2台はモチーフカラーが一緒なこともありますが、赤黒銀でまとめています。RADEONですし。
Ryzenのほうはちょっと見た目に凝り、ネジにアノダイズ処理を施したカラーをつけてみました。
思った以上に雰囲気が変わりますね。

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X370(Ryzen)機全景。

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見えないオシャレ。

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ちょっと自画自賛してるワイヤリング。Nanoxiaのケーブルクリップ様様。
アルミ製で少々取付が面倒ですがアノダイズ(≒アルマイト)処理されていて見た目涼し気。

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X370機内部全景・トップカバー解放。

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M.2(NVMe)SSD.。赤いヒートシンクが映える。ただしawesomeヒートシンクは厚みがある分7番スロット(PCIe x1)と干渉します。7番を使う場合、カードエッジまでのごく小型の拡張カードのみ併用可能です。
こちらの画像ではUSRobotics製の56Kアナログモデムを搭載。USB3.0のカード等に一部使用可能なものアリ。

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ネジ飾り。見えないオシャレ的な。赤アルマイトを施してあり、一部でちょっと好評。

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X99機。正直ここまでの大型クーラーを奢らなくても特に問題なかった。

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問題はむしろ最下部に押し込められているX540-T2。冷やす手段を検討中。

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内部USBポートにTFTEC(変換名人)のアダプタを装着。LEDが光ります。
ガラスやアクリルのサイドパネルの筐体の場合、Unifyingアダプタなどはここに取り付けてもアンテナ性能は問題なさそう。わたしはCubaseのドングルなどを挿してます。
ただしこのアダプタ、製造精度にバラつきが大きく、個人的には購入後のハンダ修正前提で購入しています。

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RADEONPRO。もう配線がごっちゃりしすぎてて諦めた。こいつの場合冷却にほとんど影響しないし。

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おまけ。EVGA製のパワーコネクタ位置変更アダプタ、POWERLINK。いくつか予備がありますので、もし気になる方はご連絡を。