拡張スロットに冷却ファンを増設
ロープロのくせにというかロープロだからというか、どうみても熱源集積地というか火薬庫のようなことになっているファイルサーバー機のPCIeカードスロット界隈。
ちょっと今回は冷却について検討します。
まあ冷却ファンを増設するか、発熱の少ないカードに替えるか、って話になりますが、今回は前者で。
部品庫から漁ってきた、Socket939時代のELSA製マザーボードの付属品。
70mm径10mm厚というファン交換しようにもどこに売ってんだよサイズな上、結構耳障りな音質の高回転ファンだったので放置していたものですが、まあ今回に限ってはアルミ素材なのが幸い、適当に曲げ角度などを調整して…
アーム部分の角度を微調整。
本来はELSAラベルが表として表裏逆で使うものみたいですが、細かいことは気にしない。
ついでにファンの方向は吸出しで使います。…T&TっていわれるとついTTYFとか言いたく…
ところでTX1330M2の筐体って拡張スロット固定部にネジ穴が切ってないようです。
ですのでクリップを紛失したり、クリップが使えないような背の高い拡張カードは実質的に本機ではちょっと使いづらいということになります。
うちにあるカードですとMSIのITX向けGTX970あたりは大きすぎてクリップをどうがんばってもつけられませんでした。ついでにシュラウドとも干渉するため、あまり背の高いのは選ばないほうが良さそうです。
SAS HBAから生えるケーブルもちょうどピッタリでした。
シュラウドを被せたところ。ギリッギリでカードには接触しないようですが念のため絶縁材を貼り付けておきます。
ついでにシュラウドの切り欠き用の穴も適当に目張り。でも多少シュラウド側を切っ手曲げてやるほうが安全そうだなあ。
などとつらつら書いておりますが、フルサイズの拡張カードを使う場合、というか、この手の金具はバラで買ってくると結構するものなので、ローコストに抑えるならシュラウド側にファンを固定するのが簡単です。
というわけで実際ご家庭でその辺に転がってる冷却ファンを取り付け。80mm径のファンがぴったり収まります。
この写真で見て上下になる内側、ファンの角が当たるあたりに適当に制振材を貼り、更に適当に3mmくらいの穴をあけてタイラップで留めてやります。
写真のGelid Silent8PWMは80mm系25mm厚ですが、この状態でファン後方にそこそこ空間が取れています。
冷却系の交換の際の注意点
TX1330M2のマザーボード上のファンコネクタはCPUクーラー用のほかに2系統未使用のところがありますが、どのポートに何を繋ぐにせよ、ある程度の回転数で回さないとエラーを吐きます。
まだ厳密に計測していないんですが、CPU冷却用のファンも含め、起動時に2500回転程度は回ってないとダメっぽいです。というかいまいちOKな条件が不明。
ですので、上の写真を信用してGelid Silent8PWM(最大2000回転)を買っちゃうと多分ドツボにはまることになります。ご注意を。
追加分についてはマザーボードに繋がなきゃ良いだけですが。
なお、上の加工で追加したファンを3番ファンコネクタに接続すると「それなら1番にも繋がってなきゃ嫌だ!」とエラーが。なんか繋いであげてください。
同様に、CPUクーラー側の既設120mm冷却ファンを交換する場合もあまり低回転のものはCSSエラーを吐きます。
こっちもGelid製品はアウトです(好きなんですけどねえGelid製品…安いんで)。
Colsairの水冷クーラー付属品は大丈夫でしたが本機のCPUヒートシンクのフィンピッチを考慮するとあまり向いてないように思います。
その他、検証が半端なので型番は控えますが山洋とかDELTAとかはエラー出さないのが多いけどADDAあたりのはダメなのが増えて1000円前後のものはダメなのが多い雰囲気。